日柱60タイプ・五行は水
癸卯(みずのとう)の性格
マルチーズ
飼い主ひとりだけを愛し、残りの世界には怒っています。
紺色のリボンが目印です。
雪の朝、マルチーズは玄関の窓から外をじっと見ています。積もった白いものに前足を出さず、ぴくりと一度だけ持ち上げて、また窓辺に戻ります。癸卯は、そんなふうに外の冷たさを確かめてから動く、やわらかな水の日柱です。日支の卯は木で、癸から見ると乙が食神にあたります。食神は、好きなことを楽しみ、それを人にも分けたくなる星です。十二運は長生で、生まれて育っていく勢いが始まる段階を指します。
家の中で、いちばん先に気づく人
家族のなかでは、世話役に回ることが多いです。ごはんを多めに作ったり、誰の予定がいつなのかを覚えていたりします。長生の勢いがあるので、世話を焼くこと自体を楽しめる人が多いです。兄弟姉妹や親のあいだで、話の橋渡し役をすることもあります。どちらかが黙っていると、先に声をかけるのは、だいたいこの人です。ただ、その気づかいを当たり前に受け取られると、言葉にしないまま少しさみしくなる傾向があります。雪の朝の犬も、帰ってきた人の足音にいちばん先に気づきます。家族の帰りを待つそのこまやかさが、癸卯の持ち味です。
「もう怒ってないよ」と言えるまで
怒るときは、大きな声を出すより、黙って距離をとる方が多いです。小さなことを長く覚えていて、あとから思い出して気持ちが曇ることもあります。怒りの理由がはっきりしてくると、ようやく話せるようになります。仲直りは、相手が近づいてくるのを確かめてからの方が、うまくいきやすいです。許すときは、言葉より先に、いつもどおりの声で話しかけます。そのあとは、食神の星が料理や小さな贈りものという形で、気持ちを伝えやすくしてくれます。台所で湯気を見ながらふたり分の器を並べていると、いつのまにか会話が戻っています。
日干「癸」とマルチーズ
癸は雨や露です。繊細で直感が鋭い反面、気持ちが曇りやすいところがあります。
飼い主のことしか見ていません。静かに気持ちを読み取り、勘がいいです。そのぶん繊細です。
マルチーズのくせ
- 小さなことで機嫌をそこね、すぐにすねます。
- 飼い主がほかの犬をなでると、やきもちで震えます。
- 飼い主が出かける支度を始めると、靴の上に寝そべります。
- 知らない人が近づくと、小さな体でせいいっぱい強そうにほえます。
- 好きなもの
- 飼い主のひざ、雨の日の布団の中、飼い主が帰ってくる音
- 苦手なもの
- 飼い主以外の全部。涙やけをふかれること。
- よくある場面
- 玄関で、出かける飼い主をにらんで動きません。帰ってくると3秒だけすねて、すぐしっぽを振ります。