日柱60タイプ・五行は水
癸酉(みずのととり)の性格
マルチーズ
飼い主ひとりだけを愛し、残りの世界には怒っています。
紺色のリボンが目印です。
夏祭りの金魚すくいの前で、白いマルチーズが水面をじっと見つめています。赤い金魚がはねると一瞬だけ目で追いますが、すぐに飼い主の足もとへ戻ります。紺色のリボンをつけたまま、知らない人たちのあいだを小さく見張っているのです。人が多くて音が大きい場所ほど、この犬は飼い主の気配をはっきり選び取ります。
水は、金から生まれる
癸酉の癸は水、酉の中心にある辛は金です。金は水を生むので、酉は癸から見て偏印にあたります。偏印は、ふつうとは違う角度から物事を見る直感と、ひとりで深めていく学びの星です。酉は収穫と区切りの支で、余分なものを落として形を決める金の働きも持っています。十二運の病は、勢いが落ちて力をぬき、静かに休む段階をいいます。この二つが重なるため、癸酉は静かな部屋や一人の作業で感性がよく働き、にぎやかな場所では気持ちが先に疲れやすいところがあります。どちらが正しいかより、どの場で感覚が澄むかを見ると、この人の持ち味が見えてきます。
「ここにしよう」が出るまで
家族のなかでは、空気の変わり目をだれよりも早く感じ取ります。夜に誰かがいつもより短く返事をすると、理由を考えすぎて自分から話しかけにくくなります。言葉にされなかったことまで拾ってしまうぶん、自分の希望を後回しにしやすいところがあります。家族の話し合いでは、結論を急ぐ人の横で、ひとり静かに別の答えを考えていることも少なくありません。決めるときも、まわりの顔色を一通り確かめてから動くので、どの選択肢にも少しずつ引っかかり、時間がかかりがちです。屋台の列でも同じです。焼きそばにするか、たこ焼きにするかで話がまとまらないと、犬は通路のまんなかに座り込み、先へ進もうとしません。みんなの足が止まると、ようやく誰かが「ここにしよう」と言い、列の最後尾に並びます。犬は屋台の明かりをしばらく見つめてから、飼い主の足もとで一度だけしっぽを振ります。
日干「癸」とマルチーズ
癸は雨や露です。繊細で直感が鋭い反面、気持ちが曇りやすいところがあります。
飼い主のことしか見ていません。静かに気持ちを読み取り、勘がいいです。そのぶん繊細です。
マルチーズのくせ
- 小さなことで機嫌をそこね、すぐにすねます。
- 飼い主がほかの犬をなでると、やきもちで震えます。
- 飼い主が出かける支度を始めると、靴の上に寝そべります。
- 知らない人が近づくと、小さな体でせいいっぱい強そうにほえます。
- 好きなもの
- 飼い主のひざ、雨の日の布団の中、飼い主が帰ってくる音
- 苦手なもの
- 飼い主以外の全部。涙やけをふかれること。
- よくある場面
- 玄関で、出かける飼い主をにらんで動きません。帰ってくると3秒だけすねて、すぐしっぽを振ります。