日柱60タイプ・五行は水
壬子(みずのえね)の性格
ゴールデン・レトリバー
水、人、ごはん。世の中のいいものは全部好きです。
紺色のスカーフが目印です。
夏の終わりの湖は、岸のすぐ先で急に深くなっています。浅瀬で遊ぶ犬がいるいっぽうで、岸から一気に沖へ泳いでいく犬もいます。壬子は後者です。日柱の天干の壬は大きな海や川の水、地支の子も水なので、柱全体が水でできています。子の中心にある水は癸で、壬から見ると劫財にあたります。同じ五行の仲間ですが、取り合いになる相手でもある星です。十二運は帝旺で、勢いが頂点に達した段階を指します。堰のない川のように、思ったことがそのまま行動に出やすい柱です。
一歩入ってから決める
決めるまでは早いほうです。情報を集めても、ある程度そろうと切り上げます。ところが、いったん迷い始めると長引きやすいです。自分の中では答えがはっきり出ているのに、周りから別の方向を勧められると、どちらにも進めなくなることがあります。そういうときは、考えを整理しきってから動くより、小さく試すほうが合っています。一歩入ってみると、水の冷たさや深さが実際に分かり、迷いの輪郭が見えてきます。迷いが長引く夜ほど、まわりの意見を集めすぎて、自分の流れが見えにくくなることもあります。
泳ぎ切ったような顔
朝ごはんの前が、この子のいちばん忙しい時間です。まだ皿には何も入っていません。それなのに、水飲み用の器を口にくわえて、洗面所の前まで運んでいきます。蛇口の下に器を置き、水が流れ出すまで足元で見上げています。水が器のふちまで満ちると、しっぽを床に打ちつけて、ようやく満足そうな顔になります。ゴールデン・レトリバーは水辺で働いてきた犬種ですが、この子は器一杯の水でも十分に泳ぎ切ったような顔をします。そのあと台所に戻り、朝ごはんの催促を始めます。
家では、弟の隣に並んで立つ
家族のなかでも、壬子は先に歩き出しやすいです。親の決めた段取りに乗るより、自分で道を探してから報告します。進路や週末の予定を家族が話し合っているとき、結論を先に出してしまい、あとから全員の話を聞き直すこともあります。きょうだいと同じ話題になると、一言多くなる場面もあります。劫財の気配が、ここでも顔を出すのです。ただ、家の中で言い合いが長く続くことは少ないです。すぐに笑って話を変えるか、台所で黙って皿を拭き始めるからです。夜、食後の片づけをしていると弟が来て、泡だらけの手で皿を差し出します。壬子は何も言わず、布巾を取って隣に並びます。流れていく水音だけが台所に残ります。
日干「壬」とゴールデン・レトリバー
壬は大きな海や川です。包容力と自由さがありますが、ほどほどにするのは苦手です。
心が広くて自由です。人はみんな好きで、初めての場所へ行くのも好きです。止まらずに流れていきます。
ゴールデン・レトリバーのくせ
- 水たまりや泥を見ると、まず飛び込みます。だからいつもぬれています。
- しっぽでテーブルの上のコップを落とします。
- うれしいと、靴下や靴、リモコンをくわえて持ってきます。
- 泥棒が来ても歓迎するので、留守番には向きません。
- 好きなもの
- 泳ぐこと、水に投げた棒を取ってくること、おやつ、初めて会う人
- 苦手なもの
- 置いていかれること。水に入るのを止められること。
- よくある場面
- お風呂から出たばかりなのに、水たまりに飛び込んで笑っています。