日柱60タイプ・五行は金
庚辰(かのえたつ)の性格
アラスカン・マラミュート
力はそり十台分、考えごとはおやつ一個分。
銀色の首輪が目印です。
朝のゴミ出しの日、庚辰の人は前の晩に出しそびれた袋を、誰にも言わずに玄関の外へ出しておきます。頼まれてはいません。気づいたら体が動いている、そういう一日を過ごす人です。人に見られていないところで手を動かしていて、それを説明しないのも、この人らしさです。庚は磨かれていない鉄や岩、辰は雨あがりの畑のような土です。
「大丈夫?」と三回聞かれる人
辰の中にある戊は、庚から見ると偏印にあたります。偏印は、ふつうとは違う角度から物事を見る知恵を表す星です。十二運の養は、母のおなかの中で育てられている段階のことで、守られて育った人の穏やかさを思わせます。ただ、考えがまとまる前は口数が減るので、周りからは怒っているように見えたり、機嫌を損ねたように受け取られたりします。実際は、答えを出す前に手順を頭の中でやり直しているだけです。物事の順番を決めるとき、正解よりも、人が見落としていた道を選ぶことがあります。「大丈夫?」と三回聞かれたら、その人はたぶん今、整理の途中です。
落ち葉の袋を、そりのように引く
落ち葉の季節になると、アラスカン・マラミュートは庭の端から枯れ葉を詰めた袋を引っぱってきます。そりを引いてきた犬の血を引くので、袋の口に鼻を突っこみ、首を低くして、家の前の坂まで一直線です。途中で人が手を貸そうとすると、「うう」と声を出して払いのけます。重さを分けてもらうのが嫌なのではなく、引き続けることが自分の役目だと思っています。坂の上で袋を下ろすと、こちらを振り返ってしっぽを一度だけ振ります。それ以上の言葉は要りません。リードを外すと、さっきまでの力が嘘のように、坂の途中で寝転がって空を見ている時間もあります。
年を重ねると言い返さなくなる
年を重ねると、庚辰の人は若いころのように正面からぶつかる回数が減ります。言い返す前に一度黙り、遠回りで話を通すようになります。養の段階が示すように、人を受け入れる幅が広がる時期です。昔からの習慣を守るのも得意で、続けてきたことを静かに積み上げていきます。順番を決めることも、古いやり方を続けることも、この人にとっては安心の材料です。ただ、周りが「もう休んでいい」と言っても、ひとりで作業を続けてしまうことがあります。途中で止めないのが強さですが、止まり方を覚えると、もっと長く続けられます。周りの人は、黙っている時間を拒まれたのではなく、整理の時間として受け取ってください。
日干「庚」とアラスカン・マラミュート
庚は磨かれていない鉄や岩です。強くて決断が早い反面、荒削りで融通がききません。
力が強くて持久力があります。単純でまっすぐ進みます。計算せず、正面からぶつかります。
アラスカン・マラミュートのくせ
- 言われたことは分からないのに、食べ物はすぐに見つけます。
- 叱られると「うう」と声を出して、納得がいかないと言い返します。
- 力の加減ができず、散歩では連れている側が引っ張られます。
- 自分の大きさを知らないので、狭いすき間に挟まっています。
- 好きなもの
- そり引き、雪の上で転がること、おやつ、穴掘り
- 苦手なもの
- 「待て」。暑さ。
- よくある場面
- ソファと壁の間に挟まって、「うう」と助けを呼んでいます。